母との日々/それから


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...... 2008年12月08日 の日記 ......
■ (無題)   [ NO. 2008120802-1 ]

今日は太平洋戦争の勃発の日。さすがにニュースで

流される事は無いが、ドラマやドキュメントが放映されている。

 

父は大阪生まれの大連育ち、そして、捕虜として3年間ソビエトに

抑留され最後の引き揚げ船で帰国したと言う事だ。

 

学生生活、青春時代を送った大連に付いては、住んでた家の様子

や生活、街や学校の事など、豊かで良き時代を様様語ってくれた。

ご機嫌の悪いとき、大連の話に向けると期限が直るくらいだった。

 

だが、捕虜時代の事はほとんど語らなかった。延々と続くバイカル湖

沿いに列車で運ばれたことなど、2−3話してくれたが、どれ一つ

世に語り聞くような悲惨な話はした事が無い。

それだけ辛い日々だったのだろう。何一つ語らず亡くなった父の

心情を思うとちょっぴり心が痛む。

 

今、パソコンに向かっている私に、隣の部屋から <ここにおいで >

と母が呼んでいる。 一人で居るのが寂しいのだろう。


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