<認知症は進んでも、心は生きている>
認知症介護のエキスパートと言われる人の言葉である
このところ暖かくなったせいか、母の動きも活発になり
しゃべろうとする事も多くなった
抱きかかえるようにして食事をさせている時、私の顔を
まじまじと見上げて あなたきれいね> アラアラアラ
ありがとう ミヤコさんもきれいよ> にこっとする
腕 痛いでしょう > そう ミヤコさん おでぶさんだから
重くって〜> 声を上げて笑う
ゴメンナサイね> 時々唐突に言い出す
なにが? どうしたの?> 後は何かしゃべろうとするが
意味不明 本人ももどかしげだが伝わらない
でも、確かに母の心は生きている